そして迎える発表会当日
前日夜に、持ち物を全て玄関に並べて明日に備えました。そして始まる緊張とワクワクな1日。
♪当日の朝
この日はいつも通り4時半起床。家族6人分の朝食を作ってから、長男次男を起こし剣道の早朝稽古へ。5時半から6時半まで。昼間に比べるとまだ少し爽やかだけど、やはり気温は上昇しています。帰宅後、練習試合の長男を送り出し朝食をとったら娘たちの髪を整えます。会場は10時に開くので10時20分からのリハーサルに合わせて、荷物を詰め込みいざ出陣!
♪会場に到着
手続きを済ませ、舞台上にピアノをセッティングしたら順番にリハーサルを始めます。初めての生徒さんには、しっかり舞台上の雰囲気を味わってもらって心の準備をしてもらいます。舞台上でリハーサルが進む間に、楽屋の確認エアコンオン!受付のセッティングと舞台袖のセッティングをします。
♪13時の開演まで
12時40分開場の予定だったのですが、客席にはすでにお客様や生徒の皆様が!アワワ!焦ります・・・・がどうしようもありません。ロビーは、空調が効いていないのでロビーで待って頂くには確かに暑い。しかし、会場前から座席取りをされてしまうと不公平が生まれます。ここは、次年度に向けての課題だな、とAKIKO先生は反省しました。そして、会場のお手伝いを引き受けてくださったお母さま方、大変助かりました。暑い中で、記念品の袋詰めから出席者の名簿チェックまでありがとうございました。
♪開演から
定刻通り13時に開演しました。今回の司会進行は、AKIKO先生が行います。名前と曲目を間違えないように気を付け、読み上げたら、舞台上の椅子と足台の高さの調整です。3年生までは、AKIKO先生が付き添いますが4年生からは、ひとりで椅子の調整が出来るようになります。頼もしい限りです。さて、トップバッターは初参加の幼稚園生の男の子です。初めてだったのにとても良く出来たと思います。そこからは、大体予定どおり16時前には全ての演奏が終了。最後は、毎年お世話になる写真屋さんに全体の記念撮影をしてもらいます。
♪終演後
全ての演奏が終わって、はい、終了!にはなりません。椅子の片づけ、テーブルの片づけ、使用した控室等の掃除、会場内の忘れ物確認など最後まで沢山の仕事が残っています。そして、山ほどの荷物を車に詰め込み会場を退散する時には、ホッとすると同時に心地よい疲労感が。終了すると次は、また来年度に向けて心を入れ替えます。
♪全体を振り返って
今年度は、生徒のみんなの完成度が昨年より上がったかな?と感じました。曲もボリュームたっぷりバラエティに富んでいましたので、なかなか楽しかったです。ステージマナーも毎年レッスンの中できちんと練習しますので、本当に素晴らしかったと思います。お手伝いにご協力頂いたお父様お母様、大変助かりました。こうしたご父兄の方々のご協力が必要不可欠で、ご協力なしではこの会は成り立たないと思っています。そして、参加してくれた生徒の皆さんも本当にありがとうございます。色々な習い事や、宿題や部活、大人の方はお仕事で多忙な日々の中で参加してくださったこと!心より感謝と称賛を申し上げます。
♪AKIKO先生が考える発表会
私の教室の発表会は、1年に1度です。1年に1度だからこそ是非、教室の生徒さんには参加して頂きたいと願っています。ピアノは先生と生徒との1対1のレッスンです。普段は、なかなかお教室に在籍している自分以外の生徒さんと出会う機会、頑張りを披露しあう機会はありません。自分も頑張っている!そしてお友達も、自分より小さなお友達も!大きなお兄さん、お姉さんも!大人の方まで!発表会は、お互いの頑張りを認め合い音楽を通じての温かい心の交流の場です。また、個人のことに関していえば、消しゴムでは消せない、上塗りは出来ない、音楽というその瞬間限りの時間芸術を作り出し、そこに向かうことで、集中力と度胸を要する自分を鍛錬する場でもあります。舞台に出た瞬間から戻ってくるまで、自分の責任の上で行うわけですから本当に凄いことです。この舞台を経験することは、ピアノを学んでいるうえで最も大切なことだと私は捉えています。心臓が口から飛び出てきそうになりながらも、挑んだ皆さんは間違いなく発表会前より大きく成長しているはずです。
♪オマケのケ AKIKO先生の場合
私、今年はいつになく慌ただしさと心に悩みを抱えてズトーンとする日々を送っていまして、早朝剣道→弁当作り→娘のピアノ→幼稚園の音楽授業→夕食づくり→自宅レッスンのルーティンをしていると、22時にはもう目が開いていられません。そして、歳のせいもあってか身体の疲労感が半端ない。今年は、発表会を開くだけで精いっぱいだわ。とプログラムの作成、記念品の打ち合わせ注文(めっちゃ素敵なクッキー!)をしながら思いました。講師演奏は準備の時間がとても確保出来ない毎日でしたので、今年は免除してもらおう!と、そんな事を考えていたわけです。そうして印刷した125部のプログラムには、講師演奏は載せませんでした。2日前の出来事ですが、私の師匠からプログラムを見せてほしい!と連絡がきました。プログラムをお見せしながら、講師演奏は無いということを伝えると、すぐさま それはだめ!そんなことではだめよ!とおっしゃる上に、講師演奏しないのだったら聴きにいかないわよ!と仰るじゃありませんか。AKIKO先生は、思いあぐねました。反省したり、落ち込んだり。そして、もう準備が間に合わなかろうが、やってみよう!と ショパンのノクターンに繋がったわけです。やはり、幾つになっても師匠の存在は偉大です。そして大きな叱咤激励で背中を押してもらえる!そんな優しさに心から感謝したのでありました。